日々、空想日和ブログo
菫砂糖

 アメジストのしずく は
すみれの青 なんだ。と いいました。

はじける泡 にかき混せて

小さくて 高い音。 それから きき耳をたてました

彼女は やさしくしてくれるひと を さがしています

絶えず。 絶えず。

とても大きな猫を 肩に抱えて。

なるべく 膝を曲げないように
時には、踵をつけないであるいたりしました。

それから、肌いろの布 を 体に巻いて、
白っぽい腕だけの ちっぽけな胸 を していました。

ある日、カーテンの向こう側に
虹の紫 を つかまえて
急いで 正午の硝子の縁 へ、
檸檬の口 に 放り込むと

はずかしくなって すぐに かくれてしまいました

静かにじっと その時を待っていると、
しばらくして、魔法の音をたてて 雨が降りてきました。

机の下の猫 は ざらついた舌で 背を撫でて いました。

アメジストの粒 は、彼女の頬に線をひいて

それが垂れてしまう前に、 きて

カーテンの裏に みつけてから
ひっそりと 彼のその舌を 甘くさせる想像をしていました



ピアノの不協和音 は 4つの足音 を 鳴らしていました。

小話 comments(1) trackbacks(0)
Comment








素敵な言霊だね。

詩かな?
現世のお話かな?
from. アゲハ | 2011/05/11 21:25 |
Trackback
この記事のトラックバックURL: http://blog.meltfish.net/trackback/130
<< NEW | TOP | OLD>>